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ラクダ、苛烈な自然で人と生きる

進化、生態、共生

ラクダ、苛烈な自然で人と生きる

起源と進化、遺伝子、調教、食用、毛織物、そして紛失ラクダからラクダ相撲まで、コンパクトなラクダ百科。

著者 今村 薫
ジャンル 人類学
社会・経済・環境・政治
出版年月日 2023/03/25
ISBN 9784894893450
判型・ページ数 A5・232ページ
定価 本体1,800円+税
在庫 在庫あり
 

目次

口絵

はじめに(今村 薫)

◆総説:人とラクダ

第1章 ラクダ科動物の進化と人間による利用(今村 薫)

  1 ラクダ科動物の起源と進化
  2 狩猟対象から家畜へ
  3 家畜化
  4 ラクダ飼養のテクノロジー──鞍の考案
  5 ラクダ隊商による交易
  6 近・現代のラクダ利用
  おわりに

第2章 東アフリカのラクダ牧畜民(曽我 亨)

  1 ラクダがやって来た道
  2 東アフリカの牧畜民
  3 ラクダのミルク、血、肉
  4 ラクダを飼う
  5 ラクダの影に生きる
  6 エチオピア、ガブラ社会の変容
  7 東アフリカ、牧畜の未来

第3章 ラクダ牧畜の現在──中国内モンゴル自治区エゼネー旗の事例から(児玉香菜子)

  はじめに
  1 内モンゴル西部ゴビ・オアシス地域──エゼネー旗
  2 ラクダ頭数と利用の変化
  3 ラクダ頭数の増加とその背景
  4 新しいラクダ利用
  5 ラクダ利用の再活性化を支えるモンゴル国からの出稼ぎ牧畜民とラクダ搾乳場
  6 ラクダの柵内放牧
  おわりに

第4章 ラクダの識別と紛失ラクダの捜索(ソロンガ)

  1 ラクダの所有識別
  2 放牧におけるラクダの確認
  3 逃走場所の推理
  4 紛失ラクダの情報
  5 紛失ラクダ「指名手配書」の事例

◆生物としてのラクダ

第5章 ラクダの分類と個体識別──内モンゴルの例から(ソロンガ)

  はじめに
  1 成長段階、年齢と性別による名称
  2 成長にあわせたラクダ利用
  3 個体の形態的特徴による名称
  まとめ

第6章 遺伝子から探る──ヒトコブラクダとフタコブラクダの雑種(川本 芳)

  1 ラクダ科動物の家畜化
  2 旧大陸のラクダたち
  3 交雑するヒトコブラクダとフタコブラクダ
  4 遺伝子から交雑を調べる
  5 カザフスタンのラクダ調査
  6 キルギスのラクダ調査
  7 交雑ラクダの利用

◆家畜としてのラクダ・多彩な利用

第7章 ラクダの調教(ソロンガ)

  はじめに
  1 調査地の説明
  2 ラクダの馴致
  3 ラクダの騎乗用調教
  4 調教後のラクダ管理

第8章 牧畜民の暮らしを支えるラクダ毛──モンゴル国カザフ人の事例から(廣田千恵子)

  1 カザフ人とラクダ
  2 柔らかく暖かな毛 “カブルガ・ジュン”
  3 硬くて丈夫な毛 “チュダ”
  4 チュダ・ジップで縫われる様々な道具
  5 ラクダの毛と共にある暮らし

第9章 フタコブラクダでの移動と運搬──モンゴルのカザフ人の例から(今村 薫)

  はじめに
  1 調査地の概要と調査方法
  2 運搬の実態
  3 ラクダによる運搬

第10章 トルコのラクダ相撲──駄獣からレスラーへ(今村薫・田村うらら)

  はじめに
  1 トルコの雑種ラクダについて
  2 トルコの牧畜と調査地について
  3 インタビューの記録
  4 ラクダ相撲の歴史と相撲大会の概要
  5 ラクダ相撲を行う背景
  6 トルコにおけるラクダ・雑種交配の技
  7 トルコにおけるラクダ相撲の今後

◆ラクダの環境問題・未来

第11章 ラクダの食習性とキャメルラインの形成──ラクダの環境適応と環境破壊(星野仏方・多仁健人)

  1 ラクダの食習性
  2 キャメルライン
  3 マングローブ林とヒトコブラクダの関係の季節性
  4 ヒトコブラクダのヒルギダマシ採食量
  おわりに

あとがき(今村 薫)

索引

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内容説明

その個性、可能性、人との関係をとことん探求
動物としての習性を見定めながら、できるだけ自然に沿う形で家畜を飼い、潜在力を持続的かつ最大限に引き出す道を探る──。起源と進化、遺伝子、調教、食用、毛織物、そして紛失ラクダからラクダ相撲まで、コンパクトなラクダ百科。
 

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はじめに

《今村 薫》




 ラクダという動物は不思議で知れば知るほどおもしろい生き物である。古代的なフォルム、夢みるような大きな瞳、大きなコブを屹立させた佇まい、正座して座る後ろ姿、あのコブには水がたくさん入っているという伝説。ラクダは宇宙から地球に降り立った地球外生物のようだ。そのラクダに、人間はいったいいつ出会い、ラクダと運命をともにして生きていくようになったのか。

 ラクダは、肉、乳、毛、皮、糞だけでなく、そのパワーを人間は大いに利用した。東西文明の長距離交易を達成できたのは、「砂漠の船」といわれるラクダあってのことである。また、モンゴル帝国の拡張以前から、中東やトルコ、ヨーロッパでラクダは軍事に使われてきた。さらに、愛するラクダの力自慢をしたい人々が、ラクダに相撲をとらせてともに楽しむようにもなった。

 近年は、モータリゼーションの発達により運搬の場は限られてきたが、依然、肉用としてアフリカでは飼育頭数が増えている。また、中東や中央アジア、中国ではラクダ乳の免疫増強効果が注目されている。気候変動による地球の砂漠化が進むと、乾燥に強いラクダは最後の救世主になるかもしれない。

 以上のような、ラクダの生物としての可能性と、現代社会における「人―ラクダ関係」をとことん探求してみたい。

 本書は、4部構成の11章からなる。第1章では、ラクダ科動物の起源と進化、そして、そのラクダの人間からの利用について解説する。ラクダの先祖は、約4500万年前に北アメリカ大陸で小さなウサギくらいの大きさの動物として誕生した。その後、時を経て、旧大陸ではフタコブラクダとヒトコブラクダという2種の家畜ラクダになり、新大陸ではラマ、アルパカとして人間と出会い、人間と生きてきた。また、野生のラクダ科動物も旧大陸に1種、新大陸には2種生息している。

 第2章では、ラクダを生活の中心におく東アフリカのラクダ牧畜民の生活が描かれる。ケニヤに暮らすガブラの人々は、ヒトコブラクダの肉、ミルクだけでなく血さえも食す。ラクダは食糧だけなく、呪物でもあり、さまざまな儀礼に用いられるのでガブラの人生のステージを彩る存在である。さらにラクダの貸し借りを通じて人々の社会関係も形成される。ガブラの人生のすべてがラクダと共にあり、これを著者は「ラクダの影に生きる」と表現する。

 第3章では、中国内モンゴル自治区におけるラクダ牧畜の今を解説する。中国で暮らすモンゴル人たちは、伝統的なラクダ牧畜、人民公社による家畜の共有化を経て、政策の強い影響を受けつつも、個人で家畜を所有する時代に移行した。現在は、観光客向けラクダ騎乗体験とラクダミルクの商品化の波に乗り、この地域ではラクダの頭数が増加している。また、中国の隣国であるモンゴル国から、ラクダ飼いのプロフェッショナルとしてモンゴル人(モンゴル国籍)たちが出稼ぎにやってきているという。

 第4章では紛失ラクダを探すために、人々がどのようにしてラクダに印をつけ、ラクダの形態を識別するのかを説明する。第2章でアフリカのヒトコブラクダの探索に人々がいかに苦労しているのかの描写があるが、中国内モンゴル自治区のフタコブラクダも同様に、しばしば紛失する。これは、ラクダが完全に人間の支配下にあるのではなく、厳しい環境下でも自分で餌を見つけられるよう、ある程度の行動の自由をラクダに与えているからなのである。サハラ砂漠のラクダ遊牧民トゥアレグもラクダ探索のために、まず自分のラクダの足跡を覚えろといわれる。このような「難儀な家畜(第2章)」であるラクダを紛失(迷子と逃走の両方)から防ぐために、モンゴルの牧畜民はどのような工夫を行っているのか、また、どのようにして探索するのかについて具体的に述べる。

 第5章、第6章では、生物としてのラクダの特性に注目する。

 第5章では、モンゴルの牧畜民がラクダを性別・年齢などによって大きく分類し、さらに、個体ごとの毛色、コブの形、体格の特徴、足跡の形などを細かく記憶した名称でラクダを呼ぶことを説明する。これらの分類に加え、牧夫はラクダの行動の癖や性質をよく観察して、一頭一頭のラクダを十分に理解しており、これが、ラクダ捜索(第4章)のときに役立つのである。

 第6章では、さらに専門的にラクダの生物学的特徴について解説する。ラクダ科動物は、種と種の垣根が低い、つまり種を超えて何代も混血できるという特徴があるという。ヒトコブラクダとフタコブラクダの分布が重なる中央アジア諸国で、どのように2種のラクダの遺伝子が混ざり合っているのかを論じる。東のモンゴル・中国を代表するフタコブラクダ、西のイスラム諸国を代表するヒトコブラクダが、人間に連れられてはるか故郷を離れて移動し、中間地点で2種が出会い、交配した結果が現在のラクダの分布の姿である。

 次の第7章、第8章、第9章、第10章では、現代社会におけるラクダ利用の方法を俯瞰的に見る。

 第7章では、ラクダの調教に焦点を合わせる。ラクダ、ウマといった大型家畜は、屠畜して肉を食べるだけでなく、これらに騎乗したり車を曳かせたりして使用する。とくに騎乗のためには、人間と親密な関係を築くことが基本であり、その信頼関係の上に人間の命令に従わせる技術が存在する。ラクダの調教の基部にある「ラクダを人に慣れさせる」働きかけは、ラクダの生後3日目から始まるという。この時の人間のラクダへの対応が、その後のラクダの行動を左右するというから、まさにラクダに早期英才教育を施すことになる。その結果、ラクダは人の言うことを聞いて、人を背中に載せたり、過大な荷物を積まれることを嫌がらなくなる。この際、ラクダが肘と膝を折って座りこむこと、さらに荷積みのときに長時間この姿勢を保つことが要求されるが、この座位の姿勢を取るように教えこむことが、最も基本であり最も重要であるという。

 第8章では、ラクダの利用法を概観してカザフ牧畜民の暮らしとラクダの関係と考える。とくにラクダの毛について、毛の性質や利用法を解説する。ラクダ毛の性質は、毛が生える部位によって異なる。柔らかくて保温に優れた胸の毛は毛糸や毛布などに、首、膝、コブに生える硬い毛は、頑丈な紐やロープの材料になる。カザフ人は、独特の美しい文様を刺繍した絨毯で、天幕型住居の壁や床を余すところなく飾るが、その絨毯を縫い合わせるのにも、ラクダの剛毛が使われる。

 第9章では、運搬用にラクダを使うカザフ牧畜民を紹介する。モンゴル西部のアルタイ山脈に暮らすカザフ人のある一家は、現在もラクダの背に家財道具を積み込んで季節移動している。そのときの荷物を積む順番と方法、移動経路について述べる。あわせて、夏の天幕型住居と住居内の家財について、具体的な種類と重さを解説する。

 第10章では、トルコにおいて開催されているラクダ相撲について紹介する。現在のトルコ、イラン、アフガニスタンを中心とした地域では、ラクダに相撲を行わせる習慣がある。このラクダ相撲のルーツは古代遊牧社会にあるとされ、中世イスラーム時代の絵画にもラクダが相撲を組んでいる様子が描かれている。遊牧民がラクダに相撲をとらせたのは、運搬用や騎乗用として身近にいたラクダに、腕試しと力自慢のために相撲を取らせたのが始まりである。この相撲をとる「ラクダ・レスラー」はすべて雄であり、しかも、雌のヒトコブラクダと雄のフタコブラクダを掛け合わせて作った雑種ラクダである。中東でこのような雑種ラクダを作る歴史は古く、紀元前2世紀ごろまで遡るといわれる。雑種ラクダを生産した背景についても解説する。

 最終章の第11章では、ラクダと自然環境の関係について考察する。アフリカのスーダン紅海沿岸部では、ヒトコブラクダが飼われている。ラクダは砂漠などの乾燥地に強いが、海辺に生える塩生植物を餌にできることで、砂浜でも飼育できるのである。ラクダの身体的な強靭さは、ここでも認められる。この地域の海岸には、「キャメルライン」と呼ばれる独特の景観が広がる。キャメルラインは、ラクダがマングローブ林を一定の高さまで食い尽くしたことで生じる一種の食害の跡である。しかし、ラクダは、適度に採食すればマングローブ林の生産性をあげさせ、森林の更新が進むことで活性化させる機能を持つ。ラクダは悪者ではない。結局、人間側の都合で柵や水路などの障壁を設けることで、家畜による食害が起こるのだ。

 家畜の動物としての習性を見定めながら、できるだけ自然に沿う形で家畜を飼うことはできないだろうか。家畜によって、自然の潜在力を持続的にかつ最大限に引き出す道を、人間は探るべきである。


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執筆者紹介(本文の掲載順/*は編者)

今村 薫(いまむら かおる) *
1960年生まれ。
1985年京都大学大学院理学研究科博士課程単位取得退学。博士(理学)。
専攻は生態人類学、アフリカ・中央アジア地域研究。
現在、名古屋学院大学現代社会学部教授。
主著書として、『砂漠に生きる女たち:カラハリ狩猟採集民の日常と儀礼』(どうぶつ社、2010年)、『生態人類学は挑む SESSION2 わける・ためる』(京都大学学術出版会、2021年、共著)、『総合人類学としてのヒト学』(放送大学教育振興会、2018年、共著)など。


曽我 亨(そが とおる)
1964年生まれ。
1995年京都大学大学院理学研究科博士課程単位取得退学。博士(理学)。
専攻は生態人類学、アフリカ地域研究。
現在、弘前大学人文社会科学部教授。
主著書として、『極限:人類社会の進化』(京都大学学術出版会、2020年、共著)、『遊牧の思想』(昭和堂、2019年、編著書)、『シベリアとアフリカの遊牧民:極北と砂漠で家畜とともに暮らす』(東北大学出版界、2011年、共著)など。


児玉香菜子(こだま かなこ)
1975年生まれ。
2006年名古屋大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。
専攻は文化人類学、モンゴル・中国地域研究。
現在、千葉大学大学院人文科学研究院准教授。
主著書として、『極乾内モンゴル・ゴビ砂漠、黒河オアシスに生きる男たち23 人の人生』(名古屋大学文学研究科比較人文学研究室、2014年、共編著)、『「脱社会主義政策」と「砂漠化」状況における内モンゴル牧畜民の現代的変容』(名古屋大学文学研究科比較人文学研究室、2012年)、論文として、「Facing “Urban Life”: Perspective from the Ecological Migration Policy within Ejene banner, Inner Mongolia, China」(『千葉大学ユーラシア言語文化論集』17号、2015年)など。


ソロンガ(そろんが)
1986年生まれ。
2022年千葉大学大学院人文社会科学研究科博士課程修了。博士(学術)。
専攻は文化人類学、モンゴル地域研究。
現在、千葉大学大学院人文科学研究院特別研究員。
主論文として、「ラクダの去勢」(『千葉大学大学院人文公共学府研究プロジェクト報告書』第353集、2020年)、「ラクダの焼印」(『千葉大学大学院人文公共学府研究プロジェクト報告書』第328集、2018年)、「ラクダの個体識別に関する一考察」『千葉大学人文公共学研究論集』35号、2017年)など。


川本 芳(かわもと よし)
1952年生まれ。
1983年京都大学大学院理学研究科博士後期課程修了。博士(理学)。
専攻は動物集団学、霊長類学。
現在、日本獣医生命科学大学客員教授。
主著に、『アンデス高地』(京都大学学術出版会、2007年、共著)、『日本の哺乳類学2 中大型哺乳類・霊長類』(東京大学出版会、2008年、共著)、『東ヒマラヤ:都市なき豊かさの文明』(京都大学学術出会、2020年、共著)、『レジリエンス人類史』(京都大学学術出版会、2022年、共著)など。


廣田千恵子(ひろた ちえこ)
1988年生まれ。
千葉大学大学院人文公共学府博士後期課程在籍中。博士(学術)。
専門はモンゴル・中央アジア地域研究、文化人類学。
主著書として、『中央アジア・遊牧民の手仕事::カザフ刺繍』(誠文堂新光社、2019年)、論文として、「モンゴル国カザフ人社会における天幕型住居内部への装飾行為の社会的・文化的背景::「恥」の概念に着目して」(風間書房、『明日へ翔ぶ:人文社会学の新視点 5』、共著、2020年)、「モンゴル国カザフ人の牧畜経営形態:自然環境への適応のための2つの家畜管理パターンに着目して」(『中央アジア牧畜社会研究叢書3 自然と適応』、2021年)など。


田村うらら(たむら うらら)
1978年生まれ。
2009年京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程単位取得退学。博士(人間・環境学)。
専門は文化人類学、経済人類学、トルコ研究。
現在、金沢大学人間社会研究域准教授。
主著書として、『トルコ絨毯が織りなす社会生活:グローバルに流通するモノをめぐる民族誌』(世界思想社、2013年)、「Patchworking Tradition: The Trends of Fashionable Carpets from Turkey」 (Ayami NAKATANI ed. 『Fashionable Traditions』 Lexington Books、2020年、共著)、論文として、「公共化するユルック:トルコにおける「遊牧民」の連帯をめぐって」(『地域研究』20巻、2020年)など。


星野仏方(ほしの ぶほう)
1964年生まれ。
1995年中国科学院地理研究所大学院地理情報システム研究科博士課程単位取得。博士(理学)。
専攻は地理情報システム(GIS)とリモートセンシング学。
現在、酪農学園大学農食環境学群教授。
主著書として、『地球環境変化研究の地域モデルおよびリモートセンシングとGIS方法 Research on Regional Model of Global Change Using Remote Sensing and GIS Methods』(内蒙古教育出版社、2005年、単著)、『外来植物メスキート』(臨川書店、2013年、共著)、『リモートセンシングの応用・解析技術』(エヌ・ティー・エス、2019年、共著)、論文として、「Comparison of image data acquired with AVHRR, MODIS, ETM+ and ASTER over Hokkaido, Japan」(『Advances in Space Research (Elsevier)』32号、2003年)、「Land cover of oases and forest in XinJiang, China retrieved from ASTER data」(『ADVANCES IN SPACE RESEARCH (Elsevier)』39巻1号、2007年)など。


多仁健人(たに けんと)
1988年生まれ。
2013年酪農学園大学大学院酪農学研究科修士課程修了。
専攻はリモートセンシング、環境学。
現在、生命関連企業会社員。
主著書として、『砂漠誌』(東海大学出版部、2014年、共著)。


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