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比較日本文化研究 15

比較日本文化研究 15

国際的・学際的視野からの日本文化・人間文化研究の雑誌。特集:「大衆文化と民俗学」

著者 比較日本文化研究会
ジャンル 定期刊行物
シリーズ 雑誌 > 比較日本文化研究
出版年月日 2012/09/30
ISBN 9784894899155
判型・ページ数 A5・162ページ
定価 本体1,500円+税
在庫 在庫あり
 

目次

【特集】大衆文化と民俗学
特集について (真鍋昌賢)
妖怪/フィギュア論 (香川雅信)
資料としての紙芝居─渋沢敬三・宮本常一・香月洋一郎の方法 (堀田 穣)
都市伝説化する「想像力」─「大きな物語の喪失」と陰謀論的想像力 (飯倉義之)
キッチュとしてのマツリ─対馬・厳原の「朝鮮通信使行列」パレードを題材に (村上和弘)
大衆文化研究の魅力と課題─社会学における大衆文化研究に関する一考察 (稗島 武)

【論文】
「庶民の出産図」の陥穽─「融通念仏縁起」をめぐって (徳永誓子)

【研究ノート】
青森県平川市新山ねぷたの復活と継承 (福士絢香・川村清志)
比較近代死生観研究の前哨─映画『死体焼却人』に寄せて (郷堀ヨゼフ・土居 浩)

【書評】
『出産・育児の近代──「奈良県風俗誌」を読む』安井眞奈美 編 (中野紀和)
『クリスチャン女性の生活史──「琴」が歩んだ日本の近・現代』川村清志 著 (安井眞奈美)

執筆者紹介
彙報
投稿要領
英文目次
編集後記

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内容説明

国際的・学際的視野からの日本文化研究・人間文化研究のための研究・交流の場となることを目指して創刊。11号からはより開かれた雑誌を目指しリニューアル。特集:「大衆文化と民俗学」


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執筆者紹介(a所属 b主要著書・論文 c専攻)

 

真鍋昌賢(まなべ・まさよし) a北九州市立大学文学部准教授 b「声のカタチ―奈良丸の義士伝はいかにして流通したか」(『口承文芸研究』三五、二〇一二年)「寄席芸をめぐる受容史の再想像」(吉見俊哉・土屋礼子編『叢書現代のメディアとジャーナリズム4 大衆文化とメディア』ミネルヴァ書房 、二〇一〇年) c口承文芸研究

香川雅信(かがわ・まさのぶ))a兵庫県立歴史博物館主査・学芸員 b『江戸の妖怪革命』(河出書房新社、二〇〇五年)、『妖怪学の基礎知識』(共著、角川学芸出版、二〇一一年) c民俗学

堀田穣(ほった・ゆたか) a京都学園大学人間文化学部歴史民俗学専攻教授 b『紙芝居――子ども・文化・保育』(共著、一声社、二〇一一年)、『紙芝居全科――小さな紙芝居の大きな世界』(共著、子どもの文化研究所、二〇〇七年) c都市文化史、図書館情報学

飯倉義之(いいくら・よしゆき) a国際日本文化研究センター技術補佐員 b「怪談と口承文芸」(『口承文芸研究』三五、二〇一二年)、『ニッポンの河童の正体』(今井秀和、松村薫子と共著、新人物往来社、二〇一一年) c民俗学、口承文芸

村上和弘(むらかみ・かずひろ) a愛媛大学国際連携推進機構准教授 b「「厳原港まつり」の戦後史」(『日本文化の人類学/異文化の民俗学』法蔵館、二〇〇八年)、「対馬における「国境」と「交通」」(『人文学論叢』第一二号、愛媛大学人文学会、二〇一〇年) c文化人類学・民俗学

稗島 武(ひえじま ・たけし)a株式会社麻生 飯塚病院スタッフ b「コミックマーケットの行方――ある「文化運動」に見る理念と現実の関係についての考察」(『比較社会文化研究』第一三号、二〇〇三年)、「レディメイドと身体――女性ファッション誌『アンアン』に見る身体イメージの変遷」(『社会学評論』五六巻二号、二〇〇五年) c社会学

徳永誓子(とくなが・せいこ) a総合研究大学院大学文化科学研究科国際日本研究専攻博士後期課程 b「玉置三所権現考」(大和を歩く会編『古代中世史の探求』法藏館、二〇〇七年) c日本中世史

福士絢香(ふくし・あやか) a札幌大学文化学部卒、文筆家 川村清志(かわむら・きよし)a国立歴史民俗博物館准教授 b「近代における民謡の成立――富山県五箇山地方「こきりこ」を中心に」(『歴史民俗博物館研究報告』一六五、二〇一一年)、「祭りの習得と実践―子どもによる準備過程を中心に」(『比較文化論叢』二二、二〇一〇年) c文化人類学・民俗学

郷堀ヨゼフ(ごうほり・よぜふ) a上越教育大学専修研究員 b『日本の高齢者を取り巻く諸相』(新潟県地域総合研究所出版、二〇〇八年)、「村落社会の高齢者における生者と死者とのつながり ~日本的死生観に基づく生き方に関する考察~」( 兵庫教育大学大学院(学位論文)、二〇一二年) c死生学・人類学

土居浩(どい・ひろし) aものつくり大学建設学科准教授 b「思想を善導する環境設計―細野雲外『不滅の墳墓』を読む―」(『国立歴史民俗博物館研究報告』一六九号、二〇一一年)、『墓制・墓標研究の再構築―歴史・考古・民俗学の現場から―』(共著、岩田書院、二〇一〇年) c生活学(民俗学/地理学)

中野紀和(なかの・きわ) a大東文化大学教授 b『小倉祇園太鼓の都市人類学―記憶・場所・身体―』(古今書院、二〇〇七年)「交錯する関係・受けとめる身体―空間と組織からみた阿波踊り―」(『民俗文化の探求』岩田書院 二〇一〇年) c都市人類学、民俗学

安井眞奈美(やすい・まなみ) a天理大学文学部教授  b『産む・育てる・伝える――昔のお産・異文化のお産に学ぶ』(編著、風響社、二〇〇九年)、『出産・育児の近代――「奈良県風俗誌」を読む』(編著、法蔵館、二〇一一年) c民俗学、文化人類学

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