目次
いざなぎ流「太夫」考──「御崎神」の祭文と神楽をめぐって 斎藤英喜
神子・博士・陰陽師──いざなぎ流祭儀の生成 梅野光興
祭儀歌謡をめぐる否定的な語り──宮古島狩俣集落の事例から 内田順子
西南中国ナシ族・モソ族の憑きもの信仰の諸相 荒屋 豊
祇園祭に見る政治と民俗──会津田島祇園祭の形成過程をめぐる試論 金子 毅
「伝統」の「青年宿」はいかに創られたか? 視察の力学と民俗学の課題 中野 泰
花祭りを伝える人びと──東栄町「御薗」と「足込」を中心に 河合清子
内容説明
国際的・学際的視野からの日本文化研究・人間文化研究のための研究・交流の場となることを目指して創刊。【特集】民間宗教者。
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《執筆者紹介》(掲載順)
(a生年 b所属 c主要著書・論文 d専攻)
川村邦光(かわむら くにみつ) a一九五〇年 b大阪大学教授 c『憑依の視座』(青弓社、一九九七年)、『<民俗の知>の系譜』(昭和堂、二〇〇〇年) d宗教学・近代文化研究
井上厚史(いのうえ あつし) a一九五八年 b島根県立大学助教授 c「日韓関係における蔑視感の変容」(河宇鳳『朝鮮実学者の見た近世日本』ぺりかん社、二〇〇一年) d日本思想史・日韓関係史
梶田純子(かじた じゅんこ) a一九五七年 b関西外国語大学助教授 cLOS PUEBLOS Y LAS CASAS EN "CASERIO" DEL PAIS VASCO Y EN "IE" EN JAPON ──ESTUDIO COMPARATIVO Y ANALITICO DE "YAGO" O NOMBRE DE CASA 関西外国語大学出版 d民俗学・文化人類学
畑中小百合(はたなか さゆり) a一九七三年 b大阪大学大学院博士後期課程 c「「癒し」の構造──現代日本の“病”と“治療”をめぐって」(『日本学報』第18号、一九九九年)、「一九五〇年代の学校劇の展開│生活綴方運動とのかかわりから│」(『日本学報』第21号、二〇〇二年) d文化人類学・民俗学
中本剛二(なかもと ごうじ) a一九七一年 b大阪大学大学院博士後期課程 c「医療現場における他者性の変容──ターミナル・ケアをめぐる医療人類学的考察」(『日本学報』第20号、二〇〇一年) d文化人類学・民俗学
小熊英二(おぐま えいじ) a一九六二年 b慶應義塾大学助教授 c『単一民族神話の起源』新曜社、一九九五年、『<日本人>の境界』新曜社、一九九八年 d歴史学・社会学