ベトナムの社会と文化 3
未開拓だった社会研究の拠点として創刊。小特集・考古学から、論文、資料、翻訳、さらに学際的交流の場として多彩なエッセイを収録。
著者 | ベトナム社会文化研究会 編 |
---|---|
ジャンル | 定期刊行物 |
シリーズ | 雑誌 > ベトナムの社会と文化 |
出版年月日 | 2001/12/30 |
ISBN | 9784938718770 |
判型・ページ数 | A5・430ページ |
定価 | 本体3,500円+税 |
在庫 | 品切れ・重版未定 |
ネット書店を選択 |
---|
目次
ベトナムの独脚神信仰における山神と海神の複合 大西和彦
ベトナム社会主義革命のなかの手工芸村:紅河デルタにおける木版印刷業の歴史的展開 川上 崇
ベトナム南部諸宗教の人類学的研究に向けて 宮沢千尋
文芸思潮と建築 大田省一
テン:ベトナム・タイー族の一種のシャーマン形式 ゴ・ドゥク・ティン(比留間洋一訳)
バニの生活集団とラムワンについて 吉本康子
越南における母系制度と相続:チャム族とエデ族の事例比較 タイン・ファン(新江利彦訳)
【研究ノート・資料・翻訳】
ベトナム南部における葬儀・命日・清明節:ソクチャン省D村の調査資料から 中西裕二・中西桂子
チャンパかアンコールか:チャムのエスニシティーと彼らの歴史認識
現代ベトナム少数民族開発政策における国家と慣習法の間の距離:タイン・ファン「越南現代チャム族の慣習法と農村開発」解題
資料:現代ベトナムの民族政策文書 チャム人同胞に対する工作に関する中央書記局3号通知(訳と解説) 新江利彦
ラグライ族の民俗:その口頭伝承から グエン・テー・サン(本多 守訳)
山間盆地の地域性:西北地方ターイの俗諺から 樫永真佐夫
資料:ムオン・ムアッの黒タイ慣習法 樫永真佐夫訳
【論文】小特集・考古学から
ベトナムの古代ガラス:初期国家形成期における域内交流への一視点 平野裕子
ヴェトナム銅鼓の生産と使用をめぐるいくつかの問題:考古学的視点を中心にして 西村昌也
馬援銅柱をめぐる諸問題 吉開将人
【書評・エッセイ】
Bui Minh Tri and Kerry Nguyen Long Vietnamese Blue and White Ceramics 西野範子・西村昌也
トランスジェンダー体験 中村理恵
私書箱383番 吉江亜希子
研究会活動
越文・英文目次
執筆者紹介
内容説明
近年、発展著しいベトナムだが、政治・経済や観光情報以外は未知の部分が多い。本誌は、人類学をはじめ未開拓だった社会研究の拠点として創刊。小特集・考古学から、論文、資料、翻訳、さらに学際的交流の場として多彩なエッセイを収録する。
*********************************************
執筆者紹介(掲載順)
大西和彦 ベトナム宗教史研究家
川上 崇 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究科博士課程
宮沢千尋 南山大学人類学研究所講師
大田省一 東京大学東洋文化研究所助手
ゴ・ドゥク・ティン ベトナム国家社会科学院民俗学研究所所長
比留間洋一 京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程、日本学術振興会特別研究員
吉本康子 神戸大学大学院総合人間科学研究科博士後期課程
タイン・ファン ホーチミン市人文社会科学大学民族学部門長、教授
新江利彦 東京大学大学院新領域創成科学研究科環境学専攻修士課程
中西裕二 福岡大学人文学部教授
中西桂子 日本民族学会会員
中村理恵 トヨタ財団東南アジアプログラム・プログラムオフィサー
グエン・テー・サン ベトナム文協会会員
本多 守 東洋大学大学院社会学研究科社会学専攻博士前期課程
樫永真佐夫 国立民族学博物館助手
平野裕子 上智大学大学院外国語学研究科地域研究専攻博士後期課程
西村昌也 東南アジア埋蔵文化財保護基金代表
吉開将人 日本学術振興会特別研究員
西野範子 ハノイ国家大学ヴェトナム文化交流研究センター客員研究員
吉江亜希子 日本女子大学大学院人間社会研究科現代社会論専攻修士課程修了