ベトナムの社会と文化 5/6合併号
人類学をはじめ未開拓だった社会研究の拠点として創刊。論文、資料、翻訳、さらに学際的交流の場として多彩なエッセイを収録。
著者 | ベトナム社会文化研究会 編 |
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ジャンル | 定期刊行物 |
シリーズ | 雑誌 > ベトナムの社会と文化 |
出版年月日 | 2006/03/20 |
ISBN | 9784938718794 |
判型・ページ数 | A5・384ページ |
定価 | 本体3,500円+税 |
在庫 | 在庫あり |
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目次
フーラン村における窯業の生産・流通システムの変遷:1930年代から2003年まで 西野範子
母神信仰、そのパンテオンと歴史ゴ・ドゥク・ティン[呉徳盛](末成道男、新江利彦 訳)
キムラン研究覚え書き:川べりの手工業専業集落の歴史地理的概要 西村昌也
バックハーの定期市:バンフォー社のモンとの関わりから 松井生子
【研究ノート・資料・翻訳】
再来日後のベトナム東遊運動盟主クオンデ侯をめぐる日仏植民地帝国の対応と取引:東遊運動瓦解後のクオンデの思想と行動(4) 宮沢千尋
チャムの踊り:ダンスによる民族の表象 中村理恵
チャム族・バニの村落における布の生産と利用について:ビントゥアン省バクビン県B集落の事例 吉本康子
ターイの昆虫食:ベトナム西北地方の事例 樫永真佐夫
フエの神格祭祀について フィン・ディン・ケット(本多守訳)
ベトナム中南部カロン渓谷の山岳民とチャム族の漢語姓名 新江利彦
タオイ族の伝承:その始祖伝説とトーテム伝承 本多 守
ベトナム語訳『ムオン族』を読む 福田康男
チン・コン・ソンがうたった「故郷」の歌:ベトナム反戦音楽家像を越えて 山本 史
【特集 チン・カオ・トゥオン博士追悼】
チン・カオ・トゥオン氏の研究について 福田康男・俵寛司
情熱との別れ ズオン・チュン・クォック(福田康男訳)
チン・カオ・トゥオンと日本の人々 グエン・レ・ティー(福田康男訳)
黄龍になる 福田康男
日越研究交流事始め:チン・カオ・トゥオン先生とのハノイ 樫永真佐夫
亭の建築 チン・カオ・トゥオン(小川有子訳)
ベトナム無釉陶器年代基準確定にむけて チン・カオ・トゥオン(福田康男訳)
書評
エッセイ・紹介
研究会活動
越文・英文目次
執筆者紹介
内容説明
近年、発展著しいベトナムだが、政治・経済や観光情報以外は未知の部分が多い。本誌は、人類学をはじめ未開拓だった社会研究の拠点として創刊。論文、資料、翻訳、さらに学際的交流の場として多彩なエッセイを収録する。
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執筆者紹介(掲載順)
西野範子 ハノイ国家大学ヴェトナム文化交流研究センター客員研究員
ゴ・ドゥク・ティン ベトナム国家社会科学院民俗学研究所研究員
末成道男 東洋大学アジア文化研究所客員研究員、東洋文庫研究員
新江利彦 東京外国語大学大学院地域文化研究科COE研究員
西村昌也 東南アジア埋蔵文化財保護基金代表
松井生子 広島大学大学院社会科学研究科博士後期課程
宮沢千尋 南山大学人類学研究所助教授
中村理恵 開放社会研究所東南アジア助成部門、コーディネーター
(Southeast Asia Initiative Open Society Institute, Coordinator )
吉本康子 日本学術振興会特別研究員(神戸大学大学院総合人間科学研究科)
樫永真佐夫 国立民族学博物館助手
フィン・ディン・ケット フエ博物館研究員
本多 守 東洋大学大学院社会学研究科社会学専攻博士後期課程
福田康男 ハノイ国家大学人文社会科学大学言語学部修士課程
山本 史 大東文化大学(卒業論文)
俵 寛司 東京外国語大学共同研究員
ズオン・チュン・クォック
ベトナム歴史科学会副会長、歴史雑誌「昔と今」編集長、国会議員
グエン・レ・ティー
国家人文社会科学センター東南アジア研究所助教授
チン・カオ・トゥオン
ベトナム国家社会科学院考古学研究所助教授(故人)
小川有子 東京大学人文社会系研究科アジア文化研究博士課程
津村文彦 福井県立大学学術教養センター講師
大西和彦 ベトナム宗教史研究家